脂肪肝を改善出来る、良質なタンパク質が豊富な食品とは?

肝臓の細胞や肝臓内部に何百種類もある酵素は、タンパク質から出来ています。

そのため、ダメージを受けた肝臓の機能を修理回復するには、肝細胞の材料となるタンパク質がたくさん必要となります。

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必須アミノ酸を多く含むタンパク質

良質なタンパク質とは、必須アミノ酸がバランス良く豊富に含まれている食品です。

タンパク質は約20種類のアミノ酸によって合成

タンパク質を構成するアミノ酸は、人間の体内で作り出す事が出来る非必須アミノ酸と、体内で作り出せないので、食事などで摂る必要がある、必須アミノ酸に分類出来ます。

必須アミノ酸

バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、メチオニン、ヒスチジン、スレオニン、トリプトファン、フェニルアラニン

メチオニンには、肝機能を強化して解毒作用を助ける作用が!

バランス良くを判断する基準は?

必須アミノ酸のバランス・質を表す数値としては、アミノ酸スコアやプロテインスコアがあります。

アミノ酸スコア

満点は100点

アミノ酸スコアとは、食品に含まれている必須アミノ酸のバランスを計算した点数のことです。

アミノ酸スコアは100点が満点です。点数が高い程、バランス良い食品です。

アミノ酸スコアが高い食品の例

100点 … 鶏肉・豚肉・牛肉・牛乳・卵・アジやイワシなどの魚類

90点以上 … おから・ナチュラルチーズ・枝豆など

80点以上 … 大豆・豆乳・木綿豆腐・ブロッコリーなど

スコアが高くても脂質にご注意!

タンパク質は動物性と植物性に分類出来ます。

アミノ酸スコアが高くても、動物性(牛・豚・鶏)のお肉には脂質も多く含まれています。

  • 動物性タンパク質 ‥ 肉・魚・卵・乳製品など
  • 植物性タンパク質 ‥ 大豆や大豆製品など

脂質の摂り過ぎに注意!というべきでしょうが、最新の栄養学では、脂質よりも糖質に気をつけた方がよいとの研究報告がたくさんあります。

タンパク質の補給は和食がベスト

タンパク質以外にも多くのメリットが

植物性タンパク質が豊富に摂れるのが昔からある和食メニューです。

大豆や豆腐、納豆などの大豆製品や、サケ、カツオ、イワシ等の魚介類と、良質なタンパク質が豊富に摂れる上、みそ汁や漬物類の発酵食品をセットで食べれば、食物繊維も豊富に摂れて、腸内環境の改善にも役立ちます。

アミノ酸スコアが高くなくても食べ合わせを考えればOK

納豆ご飯・最強♪

お米はリジンなどの必須アミノ酸量が少なくて、アミノ酸スコアも60台ですが、これにリジンの含有量が豊富な納豆を組み合わせれば、スコアも80台にアップします。

アミノ酸スコアが低くい食品でも、食べ合わせや食事の組み合わせ次第でスコアもアップして、合計すれば大丈夫です。合計した必須アミノ酸のバランスが良ければ、良質なタンパク質となります。

糖質制限中なら更に必要です

炭水化物が減る分、タンパク質で補給を!

わたしは糖質制限ダイエットを実践したので、体重が減って肝機能の数値も改善出来ましたが、炭水化物を摂る量が減った分だけ、タンパク質を多めに食べています。

実は、動物性タンパク質もたくさん食べています。鶏もも肉とか卵が好きです。

タンパク質はお米などの主食類にも多く含まれていますから、減らした分だけ、豆腐や納豆などの大豆製品を中心に食べる量を増やしています。

ご参考までに!