お酒好きな人の必須成分♪

必須アミノ酸の一種、メチオニンは、肝臓内部でのアルコールの代謝・分解に重要な働きをする大切な成分です。

不足するとアルコールの分解に支障が!

メチオニンが多く含まれている食品のランキングを作ってみました。

D 130609 02159

スポンサーリンク

メチオニンの食品含有量・ランキング

文部科学省の日本食品標準成分表準拠・アミノ酸成分表2010を参考に作りました。

それぞれの食品の可食部(食べられる部分)100gあたりに含まれている、メチオニンの量です。単位はmg(ミリグラム)

[table "1" not found /]

注1)ゴマやホシノリなどにも多く含まれていますが、100gも普通は食べないので除外しています。

注2)他にもメチオニン入りの食品は多くあります。含有量が少ない食品は除外しています。

メチオニン含有量が多いのは、主に魚介類や肉類

部位や品種によって含有量は前後しますけど、メチオニン量が多いのは主に魚介類や肉類です(元の表では上記以外にも多くの魚や部位が掲載されています)

DSCN 121103 7028

メチオニンって何?

食事で摂る必要がある必須脂肪酸

人間の体を作っているアミノ酸の種類は20種類あります。そのうち体内で作り出す事が出来ないので、食事で摂る必要があるアミノ酸を必須脂肪酸といいます。全部で9種類あります。メチオニンは必須脂肪酸のひとつです。

メチオニンは、アルコールを肝臓内部で処理する働きを行う酵素の主な原料として使われます。お酒を飲むと、代謝酵素の働きにメチオニンは必要なためドンドン消費されてしまいますから、酒飲みは特に食事からしっかりと摂る必要がある必須脂肪酸です。

メチオニンには、肝臓内部の脂肪を体内の脂肪組織に運搬する働きもありますので、肝臓内部に中性脂肪がたまりすぎてしまう脂肪肝を予防・改善する効果もあります。

メチオニンは合成されてタウリンに

メチオニンは体内で変換され、システインなどを経て、タウリンに合成されます。

タウリンといえば二日酔いの予防や緩和に、タウリン入りのドリンクが色々とありますね。こちらも肝臓にとっては大切な働きをしてくれる成分です。

メチオニンの適切な摂取量とは

大酒を飲む人ほど、メチオニンの消費量は増えます。

ネット情報では体重1kgあたり、13mg〜15mg

厚生労働省では、EPA・DHAや食物繊維などの摂取目安量を発表しています。メチオニンに関しては見つけられませんでした。

体重1kgあたり15mgとすれば、体重60kgの人は、900mgですね(1日あたり)このあたりの目安量は、飲酒量の違いなどで人によって異なるでしょう。

摂取の安全値目安としては、体重1kgあたり100mgと言われていますから、体重60kgの人なら、1日6,000mgまでです。普通に食事から摂る分には、とてもそこまで摂れませんから、サプリなどから大量に摂らないかぎり、全然問題無いでしょう。

メチオニンには肝機能を高める効果以外にも、体内の抗酸化作用を高める働きや、髪の毛にとっても大切な成分です。お酒を飲む人は不足しないように気をつけたい成分ですね。

スポンサーリンク