脂肪肝は自覚症状もほとんど無く、ついつい放置してしまう方が多いのではないでしょうか?
脂肪肝は、肝炎▷肝硬変▷肝臓がん と悪化することも!
肝臓は沈黙の臓器というだけあって、体調不良の自覚症状が出た頃には、病状が進んでしまっているかもしれません。
健康診断の数値をチェック!
手遅れになる前に、健康診断結果の検査数値を見て、セルフチェックしてみましょう。
脂肪肝が疑われる数値チェックポイントと、出たらヤバい自覚症状とは?
出たらヤバい自覚症状
脂肪肝とは、肝臓内部に中性脂肪がたまりすぎてしまう症状です。そのため、流れている血もドロドロになりがち、いわゆる血の巡りが悪い状態になります。
軽い症状としては
- 疲れやすい
- 肩が凝る
- 体がだるい
- 食欲が無い
- 息切れがする
などの症状が出る事があります。
重くなると?
脂肪肝が肝硬変などに進行してしまうと、
- 男性で乳房が大きくなる
- 手のひらや指先が赤くなる
- 白目が黄色くなる
- 背中などに赤いクモ状斑点が出来る
などの症状がある場合は、すぐに病院に行く事をオススメします。
脂肪肝の数値チェックポイント
健康診断の数値をチェック
以下の数値が正常値より高い場合は、脂肪肝の疑いがあります。
- GOT(AST) 正常値 10〜40 u/l
- GPT(ALT) 正常値 5〜45 u/l
- γ-GTP 正常値 0〜60 u/l
- 血清総タンパク 正常値 6.5〜8.2 g/dl
- コリンエステラーゼ 正常値 245〜495 u/l
- 血清総コレステロール 正常値150〜219 mg/dl
- 中性脂肪 正常値 50〜149 mg/dl
何系統の脂肪肝かチェック
主な脂肪肝の原因としては、お酒の飲み過ぎか、炭水化物の摂り過ぎ、運動不足などがあります。
アルコールの飲み過ぎが悪いのか、食事の食べ過ぎが悪いのかを調べるには、GOT(AST)、GPT(ALT)の数値の差をチェックする方法があります。
アルコール性脂肪肝の場合は、γ-GTPとGOTが高くなる傾向が。
非アルコール性脂肪肝の場合は、γ-GTPとGPTが高くなる傾向があります。
詳しくは以下のページを参考にして下さい。
脂肪肝の疑いがある場合は?
食事や運動で改善!
食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足などの生活習慣を見直してはいかがでしょうか。
食生活は、炭水化物や悪い脂質を摂る量を減らすのが効果的です。
詳しくはこちら↓
普段の生活に運動も取り入れたいですね。
ウォーキングなどの有酸素運動で、脂肪肝の改善効果もあるんだとか。
詳しくはこちら↓
不足しがちなオメガ3系統脂肪酸を摂る!
こってりドロドロから、すっきりサラサラへ
オメガ3脂肪酸は、食生活が欧米化した現代日本人は、全世代で摂取目安量に対して摂る量が不足している、質の良いアブラです。
厚生労働省は、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)を1日1g以上摂る事を推奨!
オメガ3脂肪酸の中でも、EPA・DHAには、血中の中性脂肪値を下げる働きがあることが判っています。
EPA・DHAは主に魚介類に多く含まれている脂肪酸です。
魚をたくさん食べる機会が少ない方は、サプリでの摂取もオススメです。
EPA・DHAサプリには、南極オキアミなどを主原料とした、クリルオイルタイプと、魚の油を主原料とした、魚油タイプがあります。
(クリルオイルタイプのDHA・EPAサプリはこちら↓)
(魚油タイプのDHA・EPAサプリはこちら↓)
食事・運動の改善で、脂肪肝を撃退♪
いまや国民の4人に1人、もしくは、3人に1人が脂肪肝といわれています。生活習慣の見直しで、症状が重くならないうちに改善したいですね。
(おわり)